年をとると言うこと

同窓会というイベントは残酷なイベントである。
それを聞いて、私が最初にした事は「髪の毛をバッサリ切る」という事だった。

髪の毛が長いと、手入れが楽なぶんどうしても怠けた感じがするし実際怠けている。
そして、私の昔の髪型は、さきほども書いたとおりショートカットだ。
同窓会の誰もが思うように「変わらないね~」と言われたいがため、昔と同じ髪型に戻した(!?)のだ。

服もシンプルでボーイッシュなパンツスーツに決め、メイクもナチュラルにしていくぶん緊張しながら同窓会に向かった。
結果「変わらないね~、すぐわかったよ」と言われ、心の中でガッツポーズを決めたあと、あの「伝説」のHとIを改めて見ると、

「変わっていた!」のだ。
それも「ものすごいいい女になっていた」という、まるで後光が差したがごとくの輝きを放っていた。
それは数十年の歳月とそれぞれの人生が、少女を女に変え、まさに内面から出ているいい女のアラフォーオーラだった。

ふと私を見ると「形だけ昔っぽくしたアラフォー」だ!と愕然。
それでも、HもIも、気の置けない友達なので、同窓会は大いに盛り上がった。
「二次会でも行こうか~?」とひとりで舞い上がった酔っ払い状態の私が聞くと「まぁそれは次のお楽しみしような」とふたりは颯爽と終電で帰路に向かった。

その後姿も、ほれぼれするほどかっこよかった。
ちなみに、呑み足りない私は、無理矢理数人をひきずって二次会で大いに呑んで、翌日二日酔いで昼過ぎまで寝ていた。
容姿を差し引いたとしても、あれだけのいい女になるには、私にはまだまだ修行が足りないようだ。

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